映画秘学校の生徒である僕（岡田小吉19歳）に、非常勤講師をしている梅木監督による最新作のメイキングを担当しないかという申し出があり快諾しました。でも監督は財布事情が厳しく「ギャラはなしで。でもAVの現場見せたる」とのお言葉をいただき、勢いで飛び込んでみたわけですけど。現場に入ると、何か悪い予感が…。噂ではプロデューサーを見かけない、スタッフが少ないなど、不安要素が満載。ほんとにこれで映画が完成されるのだろうか。と危惧をしつつ。それでも、梅木監督の言葉を信じて、殺気立っている現場のスタッフ・俳優陣・裏方に直撃インタビューを試みた。

夏目真理子　恩大寺のマネージャー

簡単な自己紹介をお願いします。

恩大寺のマネージャーをさせていただいております、ベリースウィートベリーの夏目真理子と申します。

恩大寺さんのセールスポイントはなんですか？

やっぱり画面のどこにいても存在感を出す目力と瞬発力です。

俳優やスタッフに何かこの映画について意見があれば、教えてください。

梅木監督とはぜひお仕事させていただきたいと思っていたので、今回こういったチャンスに恵まれて光栄に思っています。

自分のこだわりって何かありますか？

自分で見た映画などを必ずノートに記しておくことです。

恩大寺さんのライバルはいますか？

「太陽に謝れ」っていう映画に、恩大寺さんと一緒に出ていた人なんですけど、東海道五十六さんです。

この業界で売れることってなんだと思いますか？

映画が好きだっていう気持ち…。そういう動機を含めて、回りの力とか、タイミングとかが重要で、チャンスをちゃんと掴むことです。

最近むかつくことってなんですか？

とくにありません。

この作品で恩大寺さんが苦労しそうなことって何ですか？

なんでもできる人なんですよ。世の中の人に余り知られてないだけで…。ロマンチックなシーンから、シリアスや、ホラーまで…。梅木監督が好きな狂気まで演じられる度量があるので、苦労するようなところは私からは見当たりませんね。

恩大寺さんの好きな食べ物は？

全般的に吉野家のメニュー。

趣味は？

映画鑑賞。

最近の世の中について思う事は？

映画業界がもう少し盛り上がってくれたらな…。と思います。やっぱりネットとかが賑やかなので、映画館に足を運ぶ人が少なくなっていると思うんですけど、エンターテインメントがそういうところにも再び広がっていってほしいですね。

この業界で伸びる人と、伸びない人の特徴を教えてください。

私ごときが言うのはあれなんですけど。現場にいて感じるのは素直な心や、チャンレンジ精神、想像力が大事だなと思いますね。そういうのがないと伸びません。

この作品をどんな人に見てもらいたいですか？

子供から大人まで。

何か恩大寺さんの失敗談はありますか？

失敗はしないんですよ（小声で）。でも最近、夜が弱くなってきました。

好きなタイプと嫌いなタイプを教えてください。

こんな業界にいてなんですけど、人見知りなので、あまり社交辞令的にワッとこられるとドギマギしてしまうので、そういうのは苦手ですね。

この映画のタイトルは壮大ですが、ハリウッド映画的なところってなんだと思いますか？

洋画をマネするのが必ずしもハリウッド的というわけではないと思うんですよ。昔の「狂った果実」とか、そういうのが洋画に与えた影響とかもあるので。梅木監督の中からあふれ出るものや、恩大寺をはじめとする俳優陣の力量がハリウッドに通用するんじゃないかと思っています。

この映画の秘密を暴露してください。

みどころ満載なので、いろんなところに複線が張られているので、余さず見ていただきたいなと思います。洋画や邦画の様々なオマージュにもなっていて、そういったところに梅木監督の才能が秘められているので見逃さずに見てもらいたいですね。

ご自身の最終的な夢を教えてください。

アカデミー賞を得るような仕事に携わりたいなと思っています。

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